月の闇を呼吸して大きくふくらんだきのこを伐りに行き、露草色の優美な魚を罠にかけ、あるいは一日仔犬と居候を引き連れて出かけては、これも月色に染まったたんぽぽの綿毛をどっさり籠に入れて帰ってきて、それぞれを擂り潰したり油やお酒につけたり、柔らかい秋の陽射しの下でゆっくりと乾かしたりしています。






いぬは多分手伝いたいんだとおもう。でもきっと邪魔くさいとおもう。(いずみ)


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